同じ保健師の仕事であっても、職場が異なれば仕事内容にも違いが生まれます。
健診センターでは、生活習慣病などの予防医療に力を入れているケースが多くなっています。
保健師は健診センターで、受診者の診断結果と悩みに寄り添った形で生活指導を行うのが主な仕事です。生活習慣病や予防医療のために幅広い知識が求められる職場で、自分の持っている知識を最大限に活かして仕事ができます。受診者は診断結果に対して何らかの不安を抱えていることが多いので、受診者の不安を払拭できるように、コミュニケーションをとりながら生活指導を行うことが大切です。
また健診センターで働くメリットとしてあげられるのが、定時で仕事が終わることが多いという点です。
毎日17時に仕事が終わって、残業や夜勤もほとんどない、土日祝日は休みとなっているケースが多いため、プライベートの時間も充実させやすくなります。生活リズムを安定させたい、プライベートの時間も充実させたいと考えている保健師の方に向いている職場です。
メリットがある一方で、健診センターの仕事では注意が必要な点もあります。それが間違った情報を伝えてしまうと、トラブルに発展する可能性もあることです。コミュニケーション不足で受診者が勘違いをしたというケースでも、クレームが入る可能性があります。コミュニケーションをとるときはサービス業の一種だと考えて、丁寧かつ正確に必要な情報を伝えられるようにしましょう。